bhagavad gita 2章 36節
バガヴァッド・ギーター2章36節
初めの祈り
om namo bhagavate vasudevaya
(ヴァスデーヴァの息子、ヴァーステヴァ、バガーヴァーンに心から敬意を表する)
【2-36】
avacya-vadams ca bahun vadisyanti tavahitah
nindantas tava samarthyam tato duhkhataram nu kim
(敵方の者たちはこぞって聞くに堪えぬ言葉で悪口を言い、君の能力を見くびって罵るだろう。これにまさる苦痛があると思うか)
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アルジュナの同情はここでも的外れである、とクリシュナは伝えている。私達はグナ(幻想エネルギー)に覆われていると、自分こそが正しい、と思う。それが的はずれかどうか分かる人は、グナを超えていないと難しい。
グナに覆われているうちは、自分の頭の中で議論が鳴り止まない。理由付けをしたがるのだ。グナに覆われている時、起こる現象の全てに、原因を見つけたがる。その原因が自分に納得いかないものだと、頭の中で議論が止まなくなる。
それを【悩み】や【問題】と呼ぶ。その２つがある時、頭の中はそのことばかり考える。これが議論するということ。議論は永遠に止まることはない。自己の頭の中にしろ、誰かと議論するにせよ、【受け入れる】という行動をとらない限り、止むことはない。
その【受け入れる】という心境が愛である。愛がある時、議論は消滅する。愛がない時、全ての議論(争い)がやってくる。
愛の権化はクリシュナが居るところ(話すところ)いつでも居る。クリシュナはヨーゲシュワラ(ヨーガの主人)であり、ヴェーダそのものである。故にヴェーダはグナを超えており、生命体を幸福へと導く。
全ての不幸の原因は議論(争い)をしてしまうことである。比べる、悲しむ、怒る、妬むなどは争いの発端であるが、それは全て愛(受け入れる/許す)が無いところに起こる。
ギーターの最後に、サンジャヤはこう締めくくっている。
「全ヨーガの支配者クリシュナのいる所、弓の名手アルジュナのいる所には、富と勝利と繁栄と道義が絶えず存在する」と。
それはその背後に根源の幸運の女神である、ラーダーがいるからである。根源の幸運の女神のエネルギーは(純粋/神聖の)愛のみである。純粋な愛がある所、全てがやってくる。
愛があるところには議論(争い)はやってこない。
アルジュナはグナに覆われ、自己の頭の中で議論(争い)をしている。クリシュナはアルジュナ精神性という喜び、そして喜びの源である純粋な愛を思い出させようとしている。
それは肉体が【死ぬ】という恐怖でさえも、完全に包み喜びにかえてしまう。
次節【 2章37節へ続く】
前節 bhagavad gita バガヴァッド・ギーター2章35節
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ヨガインストラクター：
Prema Yogini d.d(プレーマ・ヨギーニー)
心の健康＝幸せとは何なのかを求めヨガに出逢う。
ヨーガが現代に必要な教えを与えている事に気付き学び始める。
ジャヤーナンダ師を師事。
現在もその師の元バクティヨーガの純粋な教えを学んでいる。
バクティヨーガは完全な幸せを知る唯一の方法であり、それはセンチメンタルではなく、完全な科学です。
この世界の科学は便利さという幸せに近いことは追求できますが、本当の幸せを追求することとはまた違います。
バクティヨーガとはこの世界や宇宙がどのように構成、運営されているのか、生命体はどのような構成なのか、それを全て説いた上で、幸せとはなんなのかを私たちに寄り添うよう伝えてくれています。
完全な幸せは優しさや愛情という形でどの生命体(魂)の中にも存在し、それで満たされた本来の姿を知り、味わってもらえたら、、とバクティヨーガの叡智を伝えたく、このYoga Premaを立ち上げる。現在は東京都墨田区押上、宮城県涌谷町/仙台にてヨーガを伝えている。
資格
ギーター・プラチャーリカ/ シュリーマド・バーガヴァタム/ インド政府公認ヨガ資格/ ホットヨガ指導資格/ FTPマットピラティスベーシック/ 全米アライアンスRYT200/ アチュータゴッドラ・ゴーディヤヴァイシュナヴァ パランパラー
ヨーガを学び指導し始め16年、yoga ziyuuを自身で立ち上げ6年継続後、一旦休止。Yoga Premaとして活動を再開。
現在は東京、宮城、他県にて経典はもちろん、経典の教えがアーサナの中にあることも伝えアーサナのクラスも行い、ヨーガの真理を伝えることに従事、尽力している。
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